スタジオプレパ 工房見学
2013.04.29 Monday
先週の水曜日、スタッフと長野県上伊那郡にあるガラス工房「studio prepa」さんへ工房見学にお邪魔してきました。
今では日本にも数社しか存在しない吹きガラスの技法を扱う貴重な工房。
個人的にはやっと行けた!という感じ。実は平さん(ご主人)は安城市の出身、soup.にも何度も足を運んで頂いたこともあり、会う度に「今度行きますね!」と何回言ったことか・・・
スタッフも連れて行きたかったので、皆の予定がビシッと合った先日、やっと待ち焦がれた日がやってきました。
ご夫妻で営む工房は、アクセスも良く、程よくのどかな好立地。同じ敷地に住宅もあり、都会に住んでいる方からすると信じられないくらいに広大な土地。
工房ではいつの間にか住みついたという猫ちゃんが、仕事の邪魔をするように陣取り昼寝・・・
とても人懐っこく、皆この寝顔に癒されていました。
初めて見る吹きガラスでの製作工程。常に窯には火が入っていて工房の中もぽかぽか。夏は恐ろしい暑さだそうです・・・
鉄の棒に解けたガラスの材料をくっつける為、あらかじめ熱しておき、
こんなにどろどろのガラスのもと?をすくうと言うか先端にくっ付ける。マグマみたいでもちろん熱過ぎです。これが食器になるんですね!凄いです。ちょっとした感動モノです!
何度も火に入れ、出しては形を整え、冷めて硬くなったらまた火に入れて・・・一枚のお皿が出来るまでにこんなに工程があるのかと、お皿に対するというか平さんのフプロダクトに対する意識が全く変わりました。当たり前ですが、完全に職人技です。
奥様も炎にこの距離です。旦那さんと同じ工程を何なくこなしていきます。カッコいい!
作業をする目はご夫婦とも真剣そのもの。
塗らした新聞を使い、こうしてある程度の形を整えているそうです。真っ赤のガラス球、相当熱そうなのでやけどしそうで見ているほうがドキドキします。
こんなに色々な道具(ほとんど全てが海外の職人さんの手作り)を駆使して、いろんな形のモノを作り出しているんですね。道具の拘りも半端無く、沢山のことを教えて頂きました!
作業し終えた作品にはご自身でサインを入れ完成!
(当日の作品ではありませんが・・・)
こうして出来上がった作品が入荷を待つshopさんへ出荷されていきます。
ここにあるのはsoup.に入荷してくる最新作VODA Lip(ヴォーダリップ)、 既存のVODAの口周りに縁取りを施した非常に美しいグラスです。
ボトム部分に秘密があり、氷を浮かべても結露し難いVODA Lip。
半ば無理やりの買い付けとなりましたが、初公開!初回数量限定の入荷です。
色つきですが、ガラス自体の透き通る透明感は工業製品のものとは全く比べ物になりませんね。
是非、店頭で手にとって見てください。
平さんご夫妻、お忙しい中色々とお付き合い頂きましてありがとうございました。